末吉は四つ弽、濃い青、雲南毛長、帽子、添え指、チー(弽紐を通す部品)も全て同じ革から取れる最上級の革を用意した。午前中に裁断、午後から縫いに入る。半分進んだ段階で膝の上に白いサラシをひき、その上に弽を置き替え縫い始める。 …
2,023,8,25 小学校卒業を来春に控えた5年生の秋、末吉は母キヨに呼ばれ、末(末吉)は卒業したら東京に行き弽(ゆがけ)づくりの職人、弽師になると言われ …
2023,8,24 札幌市手稲区の渓仁会病院で検査入院の手続きを終え病室のベッドに腰かけた。午後1番の検査です。午前中未だ時間が有りますのでレントゲンだけお願いします。 レントゲン検査を終え部屋に戻ると同 …
明治時代に私の祖父寺内末吉が石狩に入植し、父靖治と弓具店を高岡で開業し、モンゴル国の鷹匠さんとイヌワシの羽根を通じた交流を始めた所以を父が82歳になり、渓仁会病院に入院したことをきっかけに書き留めました。ほぼ原文のまま掲 …
イヌワシ羽根、全て尾羽です。12枚で四つ矢が2組(開きと貝方)作れます。イヌワシの天然の模様が美しいですね。私は素晴らしい符(模様)だなと思いながら選別作業しております。 一旦選別作業は終え、年末にはモンゴル国より秋に取 …