春に崖に生まれたイヌワシの雛の成長を見て営巣地から1羽だけ捕獲し、鷹匠さんを親代わりに飼育調教が開始される。鷹狩が出来るようになるには、狩の訓練調教が必要で5年間の歳月がかかります。雛から育成期間を経た後ようやく鷹狩が始まります。それから5年のあいだ鷹匠と鷹狩をしていきます。(狐、テン、ウサギ、大型のマーモット、オオカミ等を獲物としています。)イヌワシの寿命は15才ほどで、10才になったイヌワシは繁殖能力があるうちに野に放たれパートナーを見つけアルタイ山脈で繁殖します。生まれてから5年程度で羽の模様がクマワシに変わります。
イヌワシ協会では、イヌワシにGPS付の足輪をつけ、鷹狩を終えアルタイの野に放たれたワシの生態追跡調査も行っています。